夫婦だからといって、心地よいと感じる暮らし方が同じとは限りませんよね。
わが家の場合、夫はテレビやYouTubeが大好きです。家にいる間は、ほとんどいつも何かをつけています。
一方、私は自分からテレビをつけることはありません。静かな空間が好きで、音が欲しいときも、邪魔にならない穏やかなBGMを流すくらいです。
夫は朝型、私は夜型。
長く一緒に暮らしていても、生活のリズムや心地よいと感じる環境は、まったく違います。
夫婦でも、心地よい暮らし方は同じとは限りません。
テレビが好きな夫と、静かに過ごしたい私
テレビの音が、すべて嫌というわけではありません。
けれど、ネガティブなニュースや暴力的なドラマの音が続くと、私はだんだん憂鬱な気持ちになります。
自分では見たくない、聞きたくないと思っているものでも、同じ部屋にいれば自然と耳に入ってきます。
夫にとっては、テレビの音があるのが当たり前の暮らしです。
私にとっては、静かなことが心地よい暮らしです。
どちらが正しいということではありません。ただ、好みが大きく違うのです。
苦手なことは、我慢しすぎずに伝える
以前は、テレビの音が気になっても、自分が我慢すればよいと思うこともありました。
けれど、毎日のことなので、我慢を重ねると小さな不満がたまってしまいます。
そこで、食事のときはテレビを消して、穏やかなBGMに切り替えてもらうようにしました。
あまりにも暴力的な番組を見ているときは、「チャンネルを変えてほしい」と頼むこともあります。
夫は、私が頼めば変えてくれます。
不快に感じていることは、相手を責めるのではなく、言葉にして伝えることが大切だと思っています。
「どうしてそんな番組を見るの」と責めるのではなく、「私はこの音が少しつらい」と、自分の気持ちとして伝えるように努力しています。
夫の楽しみも、自分の心地よさも大切にする
夫は、家の中でも常にリモコンを持って歩くようなテレビ好きです。
そんな夫に、テレビを見ない暮らしを求めるのは違うように思います。
夫の楽しみを壊したいわけではありません。
だからこそ、私も自分でできる工夫をしています。
リビングで聞きたくないニュースが流れているときは、イヤホンで好きな音楽を聴きながら家事をします。
自分の部屋へ移動することもあります。
わが家は広くないため、リビングのすぐ横にある私の部屋にもテレビの音はよく聞こえてきます。
そんなときは、ノイズキャンセリング機能のあるヘッドホンを使います。
夫にお願いすることと、自分で工夫すること。
その両方があることで、お互いに無理をしすぎずに暮らせているように思います。
夫婦の心地よさは、間取りにも左右される
夫は転勤のある仕事をしているので、これまで何度か住まいが変わりました。
賃貸住宅は、そのたびに間取りも変わります。
実際に暮らしてみて、夫婦が気持ちよく過ごせるかどうかは、間取りにも大きく左右されると感じました。
特に快適だったのは、真ん中にリビングがあり、その両側に一部屋ずつある間取りです。
夫と私が、それぞれ一部屋ずつ自分の部屋を持っていました。
一人になりたいときは自分の部屋で過ごせます。部屋を出れば、すぐに二人で過ごすリビングがあります。
離れすぎず、近すぎない。
夫婦の時間と自分の時間を、自然に切り替えられる間取りでした。
個室があっても、すべてが解決するわけではない
今の住まいにも、それぞれ一部屋ずつあります。
夫の部屋はリビングから離れているため、音の面では過ごしやすいのですが、クーラーがありません。
私の部屋は小さく、リビングのすぐ横です。テレビの音はよく聞こえますが、リビングのクーラーの冷気が届くので、室温は快適です。
どちらの部屋にも、よいところと不便なところがあります。
夫は暑い夏の間、リビングに布団を敷いて寝ています。
それぞれの個室があれば、いつでも快適に過ごせるとは限りません。
音、広さ、冷暖房、部屋の位置。
実際に暮らしてみると、間取り図だけでは分からないこともありますね。
小さな不便を、二人の遊びに変える
夏は夫婦で毎晩、夫の部屋からリビングまで布団を運びます。
毎日のことなので、少し面倒です。
けれど、私たちは布団を運ぶときに、じゃんけんをしたり、どちらが早いか競争したりして遊んでいます。

じゃんけんで負けたほうが、重い敷布団を運ぶこと!
そんなふうに、ちょっとした遊びに変えています。
暮らしの中の不便を、すべて深刻に考える必要はないのかもしれません。
変えられないことがあるなら、少し笑える方法を考える。
二人で試してみる。
そんな小さな遊びがあるだけで、面倒なことも少し軽くなると思います😊
違いをなくすより、不快を減らしていく
夫婦で暮らしていると、同じように感じてほしいと思うことがあります。
けれど、長く一緒にいても、好みや生活リズムが同じになるわけではありません。
大切なのは、違いをなくすことではなく、お互いが不快に感じることや苦手なことを伝え合うことだと思います。
そして、どうすれば二人とも少し快適に過ごせるのかを話し合い、実際に試してみる。
うまくいかなければ、また別の方法を考えればよいと思います。
夫婦の暮らしには、正解があるわけではありません。
住まいや年齢、季節によっても、心地よい暮らし方は変わります。
相手に我慢させすぎず、自分も我慢しすぎない。
二人であれこれ工夫し、その過程も楽しんでみる。
そんな積み重ねが、ライフスタイルの違う夫婦が心地よく暮らす助けになるのではないでしょうか。

